スザンヌみさきです。
今回は銃の構え方について。
前回記事「【謎】ゴールデンカムイの杉本佐一が民間人でありながらライフルを所持できる理由とは?」で、ゴールデンカムイについて話してましたが、そのマンガにも登場する銃の構え方です
これ↓
狙撃手-Wkipedia から引用
調べたところ、特に名称が決まっているわけじゃないけど、座射(sitting shooting position)と呼ばれる構え方の一種のようです。
ゴールデンカムイでは43話(単行本5巻)に登場します。
(尾形百之助と二階堂浩平が谷垣源次郎を狙撃する場面)
動画もあったのでご紹介
↑この動画の2:04あたりから詳しく解説しています
ここではこの構え方を便宜上、「尾形式座射」と名付けましょう(笑)
もくじ
尾形式座射のメリット・デメリット
メリットは安定感が抜群なところです。
自分のエアガン持ってるなら実際に構えてみれば分かりますが、長い時間でもライフルを安定して構え続けることができます。
狙撃は距離が離れれば離れるほど少しのズレが大きなズレになります。
なので、射撃姿勢を安定させることで、より精密に狙えるんじゃないかなと思います。
デメリットとしては、長時間構えつづけるとヒジが痛いことかな(笑)
画像を見ればわかるように、銃とヒザに挟まれるので、腕への負担が大きいようです。
ネットでは「小口径のライフルだといいが、口径が大きいライフルだと反動もあるからブレやすい」と書いている人もいましたが、どうだろう…
あんまり関係ない気がするけどなぁ
ガッチリ安定する反面、視界の下半分を腕が隠してしまうので視野が狭くなるデメリットはあるかもしれません。
サバゲーの場合は1ヶ所に留まることより、移動が多くなるので、視界が狭くなるのはデメリットかもしれませんね。
尾形百之助が使っている銃の威力は?
尾形百之助が使用しているのは三十年式歩兵銃です
有効射程
照準器には2000mまでメモリがあるようですが、歩兵用として作られたライフルなので有効射程は一般的なライフルと同じくらいじゃないのかなーと思います。
三十年式歩兵銃の改良型である三八式歩兵銃が有効射程460m(Wikipedia調べ)なので、三十年式も同じくらいじゃないでしょうか。
使用弾薬
三十年式歩兵銃は「三十年式実包」という弾薬を使います。
6.5mm×50セムリムド弾薬とのこと。
M4とか自衛隊の89式小銃で使われている実包が「5.56×45mm」なので、少しサイズが大きめです
↑比較するとだいたいこんな感じ。
それぞれスペック並べておきます
三十年式実包のスペック
・弾頭重量:10.5 g (162 gr) FMJ
・初速:700m/s (時速2520km)
・威力:2,572.5ジュール
5.56×45mmNATO弾のスペック
・弾頭重量:4g FMJBT
・初速:940 m/s (時速3384km)
・威力:1,767ジュール
えーと、ようするに。
三十年式実包のほうが威力高いから反動大きいよってことらしい(笑)
ちなみに狙撃用でも使われるM14が使う「7.62x51mmNATO弾」は
・弾頭重量:10g
・初速:833m/s(時速2998.8km)
・威力:3,304ジュール
なので、現代の感覚で見ると三十年式実包はそこまで反動が大きいわけでもないみたい。
ゴールデンカムイ尾形百之助の撃ち方まとめ
特に決まった名前はないけど、座射(座って撃つ)の一種
現代でもこの射撃姿勢は使われていて、安定感バグツンの構え方です。
デメリットとしては、とっさに動けないので、サバゲーでは使う場所を選ぶこと
長時間構えていると腕が痛くなってくるのが欠点。
遠距離からの精密射撃なら安定して狙えます。
ゴールデンカムイの尾形百之助は長距離からの狙撃が得意なキャラとして描かれているので、その説得力を増すシーンかなと感じました。
サバゲーでも、コスプレでも尾形百之助をマネするならこの射撃姿勢を練習しておきましょう(笑)
今回紹介した内容はゴールデンカムイの5巻に登場します
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おわり